ブログ 2010
No.030
2010/1/12(火) 今回、新たに Intel からLGA1156の Core i5, i3, Pentium G シリーズが追加された。コードネームはClarkdale。主な内容としてはCPUの中にグラフィック機能が取り込まれた点と、今までの i7,i5 がQuadコアだったものと異なり、全てがDulaコアになっている事だろう。 それにより、CPU内のグラフィックを使用するには専用の H57、H55、Q57 のチップセットを内蔵したマザーボードが必要となる。ただし PCI-Express に取り付けるタイプのグラフィックボードを使用するのであれば、既に発売されていた P55、G55 のマザーボードでも使用が可能となっている。 また全てが Dualコアになってしまったと記載したが、代わりにHyperThreadingが有効になっているためOS上では以前の i7 800シリーズ同様に4CPUで表示されるようになっている。(Pentium G は無効) 性能としては大して向上はしていないが、消費電力についてはTDPが73W程度になったため抑えられているようだ。 色々ベンチマークを検索してみると、内蔵グラフィックの性能は少しはアップしているが、やはり別途グラフィックボードを取り付けたものにはかなり劣るようだ。その他の数値もやはり i7 などには及ばず、今までの Core 2 Quad などの置き換え番と言った感がある。実際、Pentium Dual Core だったものが、今回は単なる Pentium として出ている。 現状、Core i シリーズを使用している人にとってはほとんど魅力を感じない製品であるが、Core 2 以前のパソコンからであれば消費電力を抑えたまずまずの性能であるので買い替えはありかなと思われる。
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